『名探偵コナン』とは、『週刊少年サンデー』で1994年から連載されている推理漫画作品です。原作は青山剛昌(あおやまごうしょう)さんによって描かれ、1996年にアニメ化。
原作の連載・アニメの放送ともに現在も続いており、どちらも20周年を迎えています。
高校生探偵・工藤新一(くどうしんいち)は、幼馴染・毛利蘭(もうりらん)と訪れた遊園地で居合わせた不審な黒ずくめの男たちを追い、男たちの取引現場を目撃してしまいます。
目の前の現場に集中してしまっていた新一は背後から襲われ意識を失い、口封じのために謎の薬を飲まされ、目が覚めた時には身体が縮んでいました。
子供の姿となった新一は江戸川コナン(えどがわコナン)と名乗り、事情を知る発明家・阿笠博士(あがさひろし)協力のもと、蘭の父・毛利小五郎(もうりこごろう)が営む毛利探偵事務所に居候することに。元の身体になる手がかりを探しながら、数々の事件を解決していきます。
今回は、新一を子供にした犯人である黒ずくめの男たち、「黒の組織」についてご紹介します。
『名探偵コナン』に登場する黒の組織とは?メンバーやボスの正体など

大人気推理漫画『名探偵コナン』。様々な犯人が登場しますが、そんな中でも欠かせないのが「黒の組織」と呼ばれる犯罪組織です。彼らの目的とは?組織のボスの正体とは?未だ謎の多い彼らの情報をまとめました。
【目次】
『名探偵コナン』とは?
『名探偵コナン』黒の組織とは?
「黒の組織」は、『名探偵コナン』に登場する国際的な犯罪組織の通称です。
黒の組織を追う人々から呼ばれている仮称であり、正式名称は現在も明かされていません。
組織に所属している者は、基本的に上下黒の装束に身を包んでいます。規模は大きく、その活動拠点は全国各地にまで及び、各界の重鎮クラスにまで組織の手が伸びているほど。
新一を子供にした毒薬「APTX4869(アポトキシン4869)」も黒の組織が開発したものであり、その他にも重要人物の暗殺や裏での金銭取引、プログラムソフトの取引、新たな薬の開発などを主な活動としています。
驚異的な存在である一方、その規模の大きさから監視が行き渡らず、公安警察の降谷零(ふるやれい)やFBIの赤井秀一(あかいしゅういち)をはじめとする捜査官たちの潜入を許してしまっている部分も。しかし、優秀な潜入捜査官たちの手腕をもってしても、未だ組織の全貌を明かすことはできていません。
『名探偵コナン』黒の組織の目的は?
多くの犯罪行為や取引を行う黒の組織。
彼らの本当の目的は、原作でも完全には明らかになっていません。
しかし、「半世紀前から極秘プロジェクトを進めている」ということが判明しています。
そして『名探偵コナン』の物語が進行するにつれ、この極秘プロジェクトが進められ、達成されることが黒の組織の本当の目的であるということが推測されています。
「APTX4869」の開発をはじめ、黒の組織の行動すべてが彼らの目的のために必要な実験や過程である可能性が高く、今後の展開で少しずつ明かされていく情報をまとめていくことで、極秘プロジェクトの全貌を知ることができるのでしょう。
『名探偵コナン』黒の組織が登場する映画は?
『名探偵コナン』の映画作品は、これまでに20作品以上も公開されています。
黒の組織が登場する作品は、第5作目の「天国へのカウントダウン」、第13作目の「漆黒の追跡者」、第20作目の「純黒の悪夢」の3作品です。
中でも「漆黒の追跡者」「純黒の悪夢」は黒の組織が話の中心となって内容が展開されており、黒の組織に関わるキャラクターも多く登場しています。
コナンと黒の組織、そして周囲の関係者たちが繰り広げる攻防戦やアクションにも注目です。
『名探偵コナン』黒の組織のボスの正体は?
黒の組織の中でも気になるのは、「あの方」と呼ばれている組織のボスの正体についてです。
「あの方」こと黒の組織のボスは、半世紀前に99歳で死亡したと言われている大富豪・烏丸蓮耶(からすまれんや)であると原作者・青山先生によって明言されています。
しかし、仮に烏丸の死亡が嘘であったとしても、半世紀前の時点で99歳。
現在まで生きているならばすでに150歳であり、少々現実的ではありません。
そのため、「APTX4869」を用いて若返っているのではないか、名前だけを受け継ぎ別の誰かが烏丸を名乗っているのではないか、などの様々な考察がファンの間で行われています。
未だ謎の多い黒の組織のボス・烏丸蓮耶についてのさらなる情報が待ち遠しいですね。
『名探偵コナン』黒の組織でコードネームがついたメンバーは?
黒の組織の上層、幹部級にあたる組織メンバーには、「あの方」から酒やカクテルの名前を由来とするコードネームが与えられています。
ボスの側近で、ナンバー2と名高い「ラム」。
実行部隊リーダーの「ジン」、サポートを担当する「ベルモット」。
潜入を担当する「ウォッカ」、スナイパーの「キャンティ」、同じくスナイパーの「コルン」。
既に死亡している人物として、「ピスコ」「テキーラ」「カルバドス」。
組織に潜入しているCIAの諜報員・本堂瑛海(ほんどうひでみ)こと「キール」。
同じく組織に潜入している公安警察官・降谷零こと「バーボン」。
正体を知られ組織から離れたFBI捜査官・赤井秀一こと「ライ」。
脱走し、現在は灰原哀(はいばらあい)としてコナンに協力する「シェリー」。
既に死亡している人物として、降谷とともに潜入捜査をしていた「スコッチ」。
劇場版に登場するキャラでは、「アイリッシュ」「キュラソー」。
潜入捜査官の「スタウト」「アクアビット」「リースリング」。
以上、合計で19名のコードネームが判明しています。
しかし、 黒の組織のボスの正体やナンバー1の存在は未だ謎のままです。
黒の組織は巨大な組織であるため、今後もコードネームを持つメンバーが登場するかもしれませんね。
現在明かされている情報だけでは、黒の組織の全貌を解明することはまだまだ難しいでしょう。彼らや周囲の関係者が気になった方は、原作の漫画やアニメ、ネタバレサイトや公式サイト、Twitterなどをチェックしてみましょう。一体どんな結末が待っているのか、今後の『名探偵コナン』からも目が離せません。