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『SHIROBAKO』のモデルは誰?実在する声優や人、会社など

5人の夢を追う女の子を中心に、アニメ業界にスポットを当てた新しいアニメ『SHIROBAKO』がブームとなっています。SHIROBAKOのキャラクターにはそれぞれ実在のモデルとなった人や会社があると言われています。一体誰なのでしょうか。もしかすると皆さんがよく知っている方達ばかりかもしれませんよ!

【目次】

『SHIROBAKO』とはどんな作品なの?

 

アニメ『SHIROBAKO』は、5人の夢を追う女の子達を中心に、アニメ業界にスポットを当てた作品となっています。

そもそもシロバコとは何を指しているのかというと、白い箱に入っているビデオテープです。
デオテープは、一つの作品が完成した際に、制作者が一番初めに手にすることができる成果物となっています。

アニメを観ている分には、美しい作画や声を当てる声優ばかりが注目されやすくなります。
しかし、アニメ作品を作るには、とても多くの人の手が加わっているのです。

集団で行う作業だからこその苦悩や挫折、結束や衝突など、アニメ業界の知られざる世界が分かる作品が『SHIROBAKO』です。

2020年2月には劇場版『SHIROBAKO』が上映されるので、これを機にモデルになった人物などを予習しておくのもいいですね。

『SHIROBAKO』の実在モデル【1】キャラ/木下誠一:モデル/水島精二

『SHIROBAKO』のアニメに登場するキャラクターの多くが、実在の人物や会社をモデルとしています。

登場キャラの一人・木下誠一(きのしたせいいち)はアニメ作品の監督をしており、原作つきの作品が表彰されたこともあるという設定です。

この木下誠一のモデルとなった方はアニメ監督の水島精二(みずしませいじ)さんですが、経歴などは異なっています。

『SHIROBAKO』の実在モデル【2】キャラ/丸川正人:モデル/丸山正雄

『SHIROBAKO』に出てくるアニメーション会社の社長を務める丸川正人(まるかわまさと)は、実際にアニメーションプロデューサーやアニメ制作会社の社長だった丸山正雄(まるやままさお)さんです。

作画からも優しそうな雰囲気が伝わってきますが、実際の丸山正雄さんに通ずるものがあります。

『SHIROBAKO』の実在モデル【3】キャラ/中春鳴:モデル/中原麻衣

 

『SHIROBAKO』に登場する声優は、実在する声優をモデルとしている場合もあります。

声優の中原麻衣(なかはらまい)さんをモデルとしている中春鳴(なかはるめい)は、優しげな表情や服装の雰囲気などがまるで本人だと話題になっています。

『SHIROBAKO』の実在モデル【4】キャラ/伊藤鈴鹿:モデル/伊藤静

声優の伊藤静(いとうしずか)さんをモデルにしたキャラクターの伊藤鈴鹿(いとうすずか)は、名前も一文字違いとなっています。

アニメを見たファンからは、「特に髪型がそっくり」だと話題になりました。

『SHIROBAKO』の実在モデル【5】キャラ/茅菜夢衣:モデル/茅野愛衣

 

声優の茅野愛衣(かやのあい)さんは、茅菜夢衣(かやなむい)という名前になって登場します。

茅菜夢衣がアニメのワンシーンで自己紹介をする際のセリフは、実際に茅野愛衣さんが言っていた内容と同じにするなど、本人を忠実に再現しているようです。

『SHIROBAKO』の実在モデル【6】キャラ/菅野光明:モデル/庵野秀明

 

社会現象にもなったアニメ『新世紀(しんせいき)エヴァンゲリオン』や、映画『シン・ゴジラ』を手がけた庵野秀明(あんのひであき)さんも『SHIROBAKO』に登場しています。

キャラクターの菅野光明(かんのみつあき)も、庵野秀明さんと同じようにアニメーターと監督を務めました。

『SHIROBAKO』の実在モデル【7】キャラ/大倉正弘:モデル/小倉宏昌

アニメの中では飲酒している印象が強い大倉正弘(おおくらまさひろ)のモデルは、アニメーション美術監督の小倉宏昌(おぐらひろまさ)さんです。

大倉正弘は作中で「大倉工房」という会社の社長ですが、小倉宏昌さんも「小倉工房」という会社の社長を務めています。

『SHIROBAKO』の実在モデル【8】キャラ/矢野エリカ:モデル/実在の制作者

 

『SHIROBAKO』の中で制作進行に携わっている矢野エリカにもモデルがいると言われています。

それは”実在する制作の方”という情報しかなく、その方は現在、アニメ業界から離れてしまっているそうです。

しかし、辞めた後もモデルとしてアニメに登場するほど、熱く制作に携わっていた人なのだということが伝わってきますね。

アニメの中の矢野エリカは、歯に衣着せぬ言動が目立っており、相手が上司でも自分の意見をしっかりと言うタイプの女の子です。

『SHIROBAKO』の実在モデル【9】会社/武蔵野アニメーション:モデル/株式会社アクタス

 

『SHIROBAKO』に登場するアニメ制作会社・武蔵野(むさしの)アニメーションは、株式会社アクタスがモデルとなっています。

株式会社アクタスは1998年に設立された比較的若い会社ですが、日本でも有名な制作会社の一つです。

このように『SHIROBAKO』は、キャラクターから会社まで、見る人が見れば分かるような実在のモデルが存在します。

もちろん、登場人物が分からなくても楽しめる作品となっているので、アニメ制作の裏側を知りたいという方におすすめです。

『SHIROBAKO』の実在モデル【10】キャラ/稲浪良和:モデル/岩浪美和

 

『SHIROBAKO』で、ぶっきらぼうながらも作品に真摯に向き合う音響監督として登場した稲浪良和。

モデルになったのが、音響監督として活躍する岩浪美和(いわなみよしかず)さんです。
業界の最前線を突き進む第ベテランで、『ソードアート・オンライン』や『ガールズ&パンツァー』『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズなど。

自分がモデルのキャラがアニメに登場した際はTwitterで「あんな格好よくないですって」と微笑ましく語ったそうです。

『SHIROBAKO』の実在モデル【11】キャラ/稲浪良和:モデル/板野一郎

髪型や経歴、姿形が本人そっくりの伝説のアニメーター・稲浪良和のモデルは、同じくアニメーターの板野一郎(いたのいちろう)さんです。

「板野サーカス」の演出の呼び名が有名で、後進のアニメーターに大きな影響を与えた人物です。
代表作に『機動戦士ガンダム』シリーズや『伝説巨神イデオン』『マクロス』シリーズなどがあります。

『SHIROBAKO』の実在モデル【12】キャラ/葛城剛太郎:モデル/轟豊太

『えくそだすっ!』を担当したメーカープロデューサー・葛城剛太郎のモデルは、轟豊太(とどろきゆうた)さんではないかと言われています。

轟豊太さんもメーカープロデューサーで、『変態王子と笑わない猫。』『こどものじかん』『ぽてまよ』などの作品に携わっています。

『SHIROBAKO』の実在モデル【13】キャラ/浜崎五郎:モデル/浜口史郎

『SHIROBAKO』内のアニメ『第三飛行少女隊』で音楽を担当した作曲家の浜崎五郎。

モデルは作曲家・編曲家の浜口史郎(はまぐちしろう)さんです。主にアニメやゲームの音楽に携わっています。今までに『ONE PIECE』シリーズや『花咲くいろは』『おおきく振りかぶって』『ガールズ&パンツァー』シリーズなどの作品を手がけました。

『SHIROBAKO』の実在モデル【14】キャラ/池谷ひろし:モデル/池端隆史

よく仕事場から脱走しては捕まる演出家として登場した池谷ひろしは、池端隆史(いけはたたかし)さんがモデルとされています。

池端隆史さんはアニメーション監督・演出家で、『SHIROBAKO』の監督である水島努さんと親交が深いようです。『ぽてまよ』『ノーゲーム・ノーライフ』『緋弾のアリア』などに携わっています。

『SHIROBAKO』の実在モデル【15】キャラ/磯川久光:モデル/石川光久

磯川久光はACツチノコの社長。制作進行の矢野エリカと平岡大輔とは専門学校の同級生です。

磯川久光のモデルは、アニメーションプロデューサ・実業家・大学教授と三足のわらじを履く石川光久(いしかわみつひさ)さん。『攻殻機動隊』シリーズや『宇宙戦艦ヤマト2199』『進撃の巨人』など数多くの作品に参加しています。

『SHIROBAKO』の実在モデル【16】キャラ/舞茸しめじ:モデル/吉野弘幸

 

シナリオライターとして登場する舞茸しめじ。モデルとなったのは、ヒゲとメガネ姿がキャラそっくりの脚本家・吉野弘幸(よしのひろゆき)さんです。
『黒執事』『凪のあすから』『ワールドトリガー』『荒野のコトブキ飛行隊』などに携わっています。

ちなみに、『SHIROBAKO』内のキャラ名である「舞茸しめじ」は、シナリオライターとして活躍する奈須きのこ(なすきのこ)さんが関連しているのではないかと言われています。

『SHIROBAKO』の実在モデル【17】キャラ/山田昌志:モデル/吉原正行

フリーランスの演出家・山田昌志のモデルは、演出や監督である吉原正行(よしはらまさゆき)さんとされています。

吉原正行さんはP.A.WORKSやプロダクションI.Gなどで活躍した経歴があり、『攻殻機動隊』『精霊の守り人』などに参加しています。

『SHIROBAKO』の実在モデル【18】キャラ/伊波政彦:モデル/南雅彦

アニメ制作会社「ザ・ボーン」の社長である伊波政彦。『SHIROBAKO』の主人公・宮森あおいが就活で面接に行った際、面接官として登場し、落としたことがあります。

モデルはアニメプロデューサーで、アニメ制作会社・ボンズの代表取締役でもある南雅彦(みなみまさひこ)さん。キャラと下の読み方が同じですね。

南雅彦さんは、『疾風!アイアンリーガー』『機動武闘伝Gガンダム』『天空のエスカフローネ』などのプロデュースに携わっています。

『SHIROBAKO』の実在モデル【19】キャラ/竹倉圭司:モデル/松倉友二

アニメ制作会社「ザ・ボーン」の制作部長である竹倉圭司。『SHIROBAKO』の主人公・宮森あおいが就活で面接に行った際、面接官として登場し、社長の質問に戸惑うあおいをフォローしていました。

モデルは、アニメーションプロデューサーの松倉友二(まつくらゆうじ)さん。
異例の20代の若さでプロデューサーに抜擢され、多くのアニメに関わります。『あの夏で待ってる』『食戟のソーマ』シリーズ、『ふらいんぐうぃっち』などに携わっています。

『SHIROBAKO』の実在モデル【20】キャラ/半藤達也:モデル/浜村弘一

 

半藤達也は夜鷹書房の編集長として登場した人物です。半藤達也のモデルは浜村弘一(はまむらひろかず)さんと言われています。

浜村弘一さんは実業家で、編集者。コンピュータゲーム雑誌『週刊ファミ通』編集長でもあり、株式会社KADOKAWA常務取締役などの会社で重役ポジションを務めています。

『SHIROBAKO』の実在モデル【21】キャラ/野亀武蔵:モデル/野上武志

 

『SHIROBAKO』内のアニメ『第三飛行少女隊』の原作者である野亀武蔵。

モデルは漫画家の野上武志(のがみたけし)さんです。代表作に『セーラー服と重戦車』『ガールズ&パンツァー リボンの武者』などがあります。


アニメ『SHIROBAKO』は、アニメ制作の裏側を忠実に再現した作品となっています。登場するキャラクターや会社に実在のモデルがいることから、「あれは誰なんだろう?」と考えながらアニメを観るのも楽しいですね。特に監督やアニメーターが多く登場するので、裏方さんを知る良いきっかけとなるでしょう。また、武蔵境駅や吉祥寺駅が『SHIROBAKO』の聖地として知られているので実際に訪れてみるのもいいですね。