アニメ作品は素晴らしいものが多く、家族・友情・恋愛など大切なものを教えるべくメッセージが込められています。
しかし、その全てがハッピーエンドで終わるわけではなく、視聴している最中から「何だかこの話、暗いな?」と思うようなものや、全話視聴した後にズーンと心に何かが重くのしかかるようなストーリーも存在するのです。
それらは一般的に”鬱アニメ”と呼ばれ、特徴を挙げると「テーマが重い」「やたらと登場するキャラクターが死ぬ」「キャラクターたちが想像を絶するほどひどい目にあう」「救いがない」といったものがあります。
しかし、だから「ひどい作品」「ダメな作品」ではありません。
鬱アニメは鬱アニメとして、視聴者に訴えかけるものが必ずあります。
また、これを機に鬱アニメをぜひ観てみたいという方もいらっしゃるでしょう。
今回は鬱アニメの選び方やおすすめ作品についてご紹介します!
鬱アニメの選び方とは?本当におすすめ作品6選はコレで決まり!

様々なジャンルのアニメ作品がありますが、内容やテーマが重く、なおかつハッピーエンドで終わらないいわゆる”鬱アニメ”というものも存在します。もしも鬱アニメが観たい場合、どのように作品を選ぶのが良いでしょうか?おすすめの鬱アニメや作品の特徴についてもご紹介します!
【目次】
恐ろしい……でも続きが気になる!それが”鬱アニメ”です!
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— アニメ「ひぐらしのなく頃に」公式アカウント (@higu_anime) September 18, 2014
鬱アニメの選び方は?
鬱アニメも基本的にはアニメなので、複数のジャンルがあります。
学園モノや異世界モノ、恋愛、戦争など挙げればキリがないほどですが、その中でも特に多い作品が”いじめモノ”ではないでしょうか。
例えば、林慧樹(はやしみき)さん原作の小説『いじめ 14歳のMessage(メッセージ)』はアニメ化されており、主人公はクラスメイトから壮絶ないじめを受け、その辛さから逃れるように学校から飛び降りてしまいます。
この小説は選考委員のメンバーにも衝撃を与え、「あまりにも救いのない内容だから、作者にラストを書き直させてはどうか」とまで言われたそうです。
しかし、あえて作者が最初に執筆した内容のまま出版され、ヒット作となりました。
このように鬱アニメは色々な意味で衝撃的な展開となりますが、厳密には明確な定義がないため、選び方でいえば「いじめモノを観るか」「泥沼の恋愛モノを観るか」とジャンルごとの選択になるかと思います。
作品によっては涙が止まらないほど泣けるものもあるので、鬱アニメを視聴の際はハンカチをお忘れなく……。
おすすめの鬱アニメ【1】『魔法少女まどか☆マギカ』
【TVアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」再放送決定!】
— 魔法少女まどか☆マギカ (@madoka_magica) May 31, 2019
7月より、TVアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の再放送が決定しました!
▼MBS
7月6日(土)より毎週土曜26:08~
▼TOKYO MX/群馬テレビ/とちぎテレビ/BS11
7月13日(土)より毎週土曜24:30~
#魔法少女まどかマギカ pic.twitter.com/gtSwdRg5Q5
アニメ『魔法少女まどか☆マギカ(まどマギ)』は、タイトルのポップさと可愛らしい少女たちが多く登場することから明るい作品だと思われがちですが、視聴のコメント欄に「とにかく泣ける」とよく書き込まれている鬱アニメです。
「それなら、感動系なのでは?」と思いきや、主人公が「魔法の使者」と名乗るキュゥべえと契約し、魔法少女になってからというもの、その契約内容の残酷さに視聴者が騒然となりました。
魔法少女たちがたどる運命もことごとく過酷であり、目を背けたくなる場面が何度もあるかもしれません。
歌手のDAIGO(ダイゴ)さんも妻で女優の北川景子(きたがわけいこ)さんと同作を視聴し、号泣したとSNSに綴ったことがあります。
しかし鬱な展開で終わりではなく、「愛とは何か」を問いかける作品です。
おすすめの鬱アニメ【2】『ひぐらしのなく頃に』
大変ごぶさたしております、この冬「ひぐらし」「ひぐらし解」のBD-BOXを発売いたします!アイコンを更新しました☆ #ひぐらし pic.twitter.com/oeKZqa761K
— アニメ「ひぐらしのなく頃に」公式アカウント (@higu_anime) September 8, 2014
続いては鬱アニメの金字塔ともいえる『ひぐらしのなく頃に』をご紹介します。
同作は鬱アニメというよりもホラーのような恐怖が味わえる作品で、物語の舞台となっている田舎の小さな村に引っ越してきた主人公は、過去に恐ろしい事件が起こっていたことを知ります。
その後、狂気の世界へと誘われていく主人公ですが、特に鬱なシーンを観てみたい方は『ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編』を視聴することをおすすめします。
2020年の7月からは、待望の新作アニメが同じ声優のキャスティングで放送される予定です。
また、同作は血を含むグロテスクなシーンがあるため、苦手な方は注意が必要です。
おすすめの鬱アニメ【3】『ぼくらの』
まるで生気がないような子供達の表情が特徴のアニメ『ぼくらの』も、鬱アニメとして有名です。
少年少女たちがロボットに乗って世界を救うために戦うというありふれたストーリーですが、このロボットを操縦して戦った者はその後必ず死亡するという展開が既に鬱です。
さらに戦わなくても死んでしまうという内容のため、気分は最高潮に沈んでしまいそうですが、同作はマンガ版とアニメでラストが違うため、見比べて見ると面白いかと思います。
石川智晶(いしかわちあき)さんが歌うオープニングテーマ曲「アンインストール」も人気の楽曲ですが、歌詞の内容がとても重いのでアニメにとても合っています。
(「アンインストール」はプログラミングなどを「削除する」という意味があり、アニメに登場するパイロット達が次々と命を失っていく様子を例えたものです。)
おすすめの鬱アニメ【4】『最終兵器彼女』
鬱アニメの中でも珠玉の名作『最終兵器彼女』は、胸が締め付けられるほど切ないラブストーリーのため、ハンカチが必須です。
どこにでもいるような普通の高校生カップルの彼女が、もしも「兵器」だとしたら……。
はじまった戦争に誰もが巻き込まれていく中、一番守りたい相手は兵器として改造されてしまいます。
彼女は徐々に人としての心も失っていきますが、主人公である彼氏も彼女をどう扱ってよいのか分からなくなり、最終回まで全く展開が読めない話です。
今でもファンの間ではラストの考察が行われているので、ぜひ視聴後、このカップルの行く末を考えてみてはいかがでしょうか。
おすすめの鬱アニメ【5】『惡の華』
”絶望”をテーマに描かれた鬱アニメ『惡の華』は、繊細な作画で高い評価を得ています。
主人公は中学生の男の子ですが、ある日、想いを寄せている女子の体操着を盗んでしまいます。
その現場をたまたま嫌われ者の女子に目撃されてしまい、一方的に脅されて無茶な要求をされるようになります。
紆余曲折を経て2人は交際することになりますが、それによって主人公の運命の歯車がどんどん狂っていくのです……。
おすすめの鬱アニメ【6】『東京マグニチュード8.0』
「家族の大切さが身に沁みる」と言われている鬱アニメが『東京マグニチュード8.0』です。
主人公である中学1年生の少女が、小学生の弟とお台場へ遊びに行きます。
ところが、そこでマグニチュード8.0の地震が発生し、2人は被災してしまうのです。
どうにかして自宅のある世田谷へ帰ろうとする姉弟ですが、そこには様々な困難が発生し、2人が無事に親元へ帰れるのか最後までハラハラ感が止まらない作品です。
地震の描写があるため、苦手な方は気をつけてください。
鬱アニメには様々なジャンルがありますが、選び方としては自分が「泣けるものが観たい」「裏切られるような作品が観たい」など好みに合わせて視聴するのが良いでしょう。中には登場するキャラクターが次々と亡くなるものや、戦争や災害などトラウマになりかねないものも多いです。気になる鬱アニメがどのような題材なのか、事前にあらすじをチェックするか、軽くネタバレを見るかしておくといいでしょう。