友達とアニメの話をする時、アニメ用語の意味が分からず会話が食い違ってしまった、という経験をしたことがある方は多いのでは?今更聞くのが恥ずかしい……という場合も。
アニメ用語やオタク用語はたくさんあるので覚えるのが大変ですよね。ただし、アニメ用語が分かるようになると、SNSでの交流がもっと楽しくなりますよ。
ぜひこの機会に、アニメ用語をチェックして覚えてみてくださいね。
今さら聞けないアニメ用語を見直そう!業界用語からオタク用語まで

アニメの話をする時に欠かせないアニメ用語。聞いたことがあっても意味を知らない……ということは意外と多いですよね。そこで今回は、アニメ用語を“あ行”から順番にピックアップしました。この機会にアニメ用語をおさらいしてみてはいかがでしょうか。
【目次】
アニメ用語を知りたい!

アニメ用語【1】あ行

【あ行のアニメ用語】
■アイキャッチ
アイキャッチとは、CMの前後に放送される作品クレジット入りの短い動画のこと。アイキャッチが入らない作品もあれば、各話ごとに異なるアイキャッチを用意する作品も。
■アニオリ
アニオリとは、アニメオリジナルの略。原作にはなかったアニメだけのオリジナルストーリーやキャラクターのこと。それぞれ“オリスト”や“オリキャラ”とも呼ばれます。
■アフレコ
アフレコは、アフター・レコーディングの略です。声優が映像に合わせて声を収録すること。反対に、声優の声に合わせて映像を制作することは“プレスコ”と言います。
■鬱展開
鬱展開とは、アニメや漫画、小説などで視聴者や読者を陰鬱な気持ちにさせるストーリー展開のこと。キャラクターの死や戦闘での敗北など、場合によっては作品の評価が賛否両論になることも。
■Aパート
30分放送のアニメなどで、オープニングからCM前までの前半パートのこと。通常オープニング→Aパート→CM→Bパート→エンディングという流れが一般的ですよね。
ただし、『サザエさん』のような30分間で3話放送するアニメの場合は、Aパート、Bパート、Cパートと区別されます。
■絵コンテ
絵コンテは、アニメーション化する時の設計図のようなもの。シナリオを元に、カット割りやキャラクターのセリフなどをイラストと共に記入します。
■エンドカード
エンドカードとは、アニメのエンディングと予告の後に放送されるイラストのこと。“来週もまた見てね”や“次回もお楽しみに”などというメッセージが書かれています。
■OVA
OVAはオリジナル・アニメーション・ビデオの略。テレビ放送向けではなく、販売やレンタル用に制作されます。
アニメ用語【2】か行

【か行のアニメ用語】
■ガヤ
アニメ内の繫華街や学校のシーンなどで、大人数の人がガヤガヤと喋る声のこと。ガヤを収録することは、ガヤ録りと呼ばれます。全てアドリブで行われるので、声優の力量が試される場だと言われています。
■キャラクターデザイン
キャラクターデザインは、アニメに登場するキャラクターの外見をデザインすること。キャラデザと略して呼ばれます。
■クール
クールは、放送業界用語で四半期を意味する言葉。1クールは3か月間のこと。1年間は4クールに分けられており、テレビアニメやドラマは、1クールごとに新しいものが放送されます。アニメによっては、2クール連続して放送されることも。
■原画
原画は元の絵という意味もありますが、アニメの場合はキャラクターの動き始めや動き終わりなど、動作の要所が描かれた絵素材のこと。原画を担当する人のことを、原画マンと呼びます。
アニメ用語【3】さ行

【さ行のアニメ用語】
■作画
作画とは、原画や動画などアニメーション制作の工程のひとつ。
■作画崩壊
作画の品質が著しく低下すること。制作会社の予算やスケジュール不足によって時間や人材が確保できず、納品までにクオリティを保てない場合に起こります。作画崩壊が起こる度に、ネットなどで話題になります。
■作監
作監は、作画監督の略。複数のアニメーターが描いたキャラクターの絵柄を統一するなど、担当している話数の作画を管理し、クオリティを保つ役割を担っています。
■CV
Character Voiceの略。キャラクターを担当している声優を紹介する時に使われます。CV.○○○○(名前)など、と表記します。
アニメ用語【4】た行

【た行のアニメ用語】
■デスク
アニメ作品の制作スケジュールやスタッフ采配などを管理する人。チーフマネージャーとも呼ばれます。
■尊い
“尊い”とは、“言葉にできないくらい素晴らしい”という意味。キャラクターや作品に対して使われます。近年では、アニメファン以外も使う機会が増えていますよね。
■ト書き
脚本のセリフとセリフの間にある、キャラクターの行動などを説明した文章のこと。場面説明にもなっているので、声優はト書きを意識した演技を行います。
アニメ用語【5】な行

【な行のアニメ用語】
■中の人
中の人とは、キャラクターの中の人という意味。すなわち声優のことです。
■沼
沼とは、アニメやキャラクターなど、そのコンテンツにどっぷりはまること。
■ぬるぬる動く
“ぬるぬる動く”とは、アニメのキャラクターの動きが自然で滑らかであること。褒め言葉です。反対の言葉は、“カクカク動く”。
アニメ用語【6】は行

【は行のアニメ用語】
■バンク
変身シーンやロボットの合体シーンなど、何話も続くようなシリーズ物のアニメは同じ映像を使い回しますよね。その時に使われる絵やシーンをバンクカットと呼びます。BANKカットと英語表記することもあります。
■ブレス
声優がセリフを言う時の息継ぎのこと。アニメキャラの口に合わせてブレスを入れるのが基本です。
■フラグ
フラグは英語のflag(旗)から名付けられています。ストーリーの伏線のこと。「○○フラグが立った」や「フラグ回収した」「フラグを折る」などと使います。
アニメ用語【7】ま行

【ま行のアニメ用語】
■MAD
MADはマッドと読みます。アニメのセリフや音楽などを編集して作成された動画のこと。
■無印
アニメや漫画などシリーズ化された作品の第1作目の呼称。例えば、『美少女戦士セーラームーン』シリーズなら、セーラームーン無印→セーラームーンR→セーラームーンS、と続きます。
■目パチ
目パチとは、アニメキャラクターにまばたきをさせること。
■モブ
モブは群衆のことを指します。人が集団になっているシーンのことをモブシーンと呼びますよ。モブキャラとは、モブシーンに登場する名前もついていないようなキャラクターのこと。
アニメ用語【8】ら行

【ら行のアニメ用語】
■ラフ
ラフとはラフ原画のこと。概略のみを描いたスケッチや下書きのことを指します。
■リップシンク
リップシンクは日本では“口パク”という言葉で知られていますが、キャラクターの口の動きと声を合わせること。声優の喋るセリフがキャラクターの動きと合致していてズレがないことを指します。
■リテイク
アニメのなかの修正が必要なシーンのこと。再撮影を意味します。
■ロケハン
ロケハンはバラエティー番組などでもよく使われる言葉ですよね。アニメの場合も、作品の舞台となる場所を取材するなど、ロケハンに行くことがあります。
知っておくべきアニメ用語をご紹介しました。アニメ制作に関わるワードはもちろん、オタク用語まで色々な言葉があります。ご紹介した以外にも、ハーモニーやパラ、回り込み、スポッティング、ACなどまだまだアニメ用語はあります。ぜひこの機会にアニメ用語を覚えてみてくださいね。